ミニチュアクラフトとは

食べ物や動植物、本やバッグまで手のひらサイズやもっと小さい指の上にのるほどの大きさのイミテーションを作るアートです。驚くほど本物そっくりに作られたミニチュアクラフト作品を手作りすることもできます。

箱庭やドールハウスを作っていろいろなミニチュアクラフト作品を配置してみたり、テーマを決めて作品作りをするととても楽しいです。作り方はいろいろで、型を作って樹脂粘土を押し込んで作ったり手でそのまま成形したり、丸めてカットしたりと方法はたくさんあります。より本物に似せたくて工夫をするのですが、アイデアを考えるのも楽しいものです。

樹脂粘土

ミニチュアクラフトで使われる粘土といえば樹脂素材の粘土です。紙粘土でも作れますが、どうしても毛羽立ちが目立ち質感が出しづらいのでより似せたい場合は樹脂粘土を使って作ります。

透明になる樹脂粘土

『すけるくん』を使えば乾くと透明になるので、果物やゼリーなどが本物そっくりに作れます。この透明になる樹脂粘土は乾燥に弱くすぐにヒビが入ってしまいますので素早く作業しなければいけません。色付けして使うこともできます。

紙粘土でも作れる

先ほどもお話ししましたが、紙粘土でも作ることは可能です。子供の夏休みの自由研究にミニチュアクラフトをするときなどは紙粘土でも十分にすてきな作品が作れます。今はふわふわとした柔らかい手触りの良い紙粘土が販売されていてアクリル絵の具で色付けもできます。毛羽立ちが気になる場合はニスを塗るといいかもしれません。

身近な物を工夫して

身近なものを材料にしてミニチュアクラフトを作ってみましょう。

・消しゴム付き鉛筆のキャップ
鉛筆のキャップから消しゴムを外してのこぎりカッターなどで切り出せば丼ぶりや鉢が作れます。切ったままでは穴が開いているのでプラスチック板などで穴を塞いで使いましょう。

・計量スプーン
マカロンを作るときや大きな器を作る時に使えます。きれいな丸みがだせ、サイズもさまざまあるので重宝します。

・割りばし
桶や椅子、テーブルの足など木製のものを作るのには割りばしが丁度いいです。柔らかいので削りやすくカットもカッターで楽にできます。

・モール
テディーベアなどのぬいぐるみを作るには樹脂粘土で作ってもいいですが、ハブラシで表面を毛羽立たせたとしてもやはり硬さが残ります。そんなときにはモールを使って作るとふわふわとしたかわいいぬいぐるみを作ることができます。

・茶こし
ブロッコリーの粒々とした質感を出したいときには茶こしを使って樹脂粘土を押し当て、出てきた粘土を別で作った茎と組み合わせて作るとリアルなブロッコリーが作れます。

まとめ

ミニチュアクラフトは1つ作るといろいろなものを合わせて作りたくなります。焼き立てパンやレストランメニュー、キッチン用品全般など色んな種類のミニチュアクラフト作品を揃えたくなるのです。作品は小さいので神経を集中させて作るため自分の世界に入り込めます。仕上がれば達成感も高く飾って楽しめるのも魅力の1つです。

クリアケースに入れて飾ったり、小さく区切られた箱を立てて並べて飾ったり飾り方も工夫することができます。木製の小箱の中に小さな世界を作ったり、奥行のある額縁の中に飾ったりしてもすてきです。