平紐にもさまざまな種類があります。普段一般的に使う平紐と言えばループ状にして鞄の取っ手の取り付けに使ったり、しっかりした紐ならそのまま取っ手として使ったりもしますが、平紐を使ってハンドクラフトができる面白い紐を集めてみました。紐の種類と共にそれぞれの紐を使ったハンドクラフトの作り方も紹介していきます。
スエードの平紐
スエードの平紐は革の裏面(床面)をサンドペーパーで細かく毛羽立たせた革を紐状にカットしたものです。風合いがよく柔らかいのが特徴で、アクセサリーを作るのにも重宝します。1本で使っても、束ねても、編んでも、どんな形でも様になるのでハンドクラフトによく使われます。
スエードの平紐を使ったハンドクラフト
スエードの平紐を使えばブレスレットが簡単に作れます。編み方や本数を変えればさまざまなバリエーションのブレスレットになります。
【用意する物】
・スエードの平紐4本
・革用ボンド
・ヒモ留め
・マルテン
・丸カン
・ペンチ
【作り方】
1.スエードの平紐を4本横に慣れべてボンドを塗りヒモ留めに挟みペンチで潰して留めます。
2.平紐を4つ編みします。
3.編み終わりをテープなどで留めてボンドを塗りヒモ留めを取り付けます。
4.ヒモ留めに丸カンでマルテンを取り付ければ完成です。
平らなカラーワイヤー
クラフトフラットという製品は紙とワイヤーを組み合わせて作られた平らなカラーワイヤーです。このワイヤーを好きな形に折り曲げたり丸みを付けたりして文字アートにしたりフラワーアレンジメントの材料としてやワイヤー自体をアクセサリーとして利用したりもできます。
クラフトフラットを使ったワイヤークラフト
クラフトフラットを使って指輪を作ってみましょう。コツがつかめればブレスレットに挑戦してみてもいいですね。
【用意する物】
・クラフトフラット(ゴールドorシルバー)
・シードビーズ
・テグス
・ボンド
・ニッパー
【作り方】
1.クラフトフラットを指のサイズより少し長めにカットして両端を巻いてカールさせます。
2.指の形に曲げたら次にビーズを編みます。クラフトフラットの幅に合わせてビーズをテグスに通して次のビーズには両方からテグスを通して編み進めます。編み終わりはテグスを結んでビーズに結び目を隠してボンドを塗っておきましょう。
3.クラフトフラットに編んだビーズをボンドで貼り付ければ完成です。
ソウタシエブレード
ソウタシエブレードとは断面が平らなコードでソウタシエ専用の紐です。このソウタシエとはヨーロッパの伝統的な刺繍でビーズやカボションの周りに這わせて縫い付けながら作っていきます。コードの側面だけで表現していきますがその流れるような曲線が美しくアクセサリーとしても用いられます。
ソウタシエブレードを使ったハンドクラフト
ソウタシエブレードを使ってブローチを作ってみましょう。好きなパーツに巻き付けるだけで作れます。
【用意する物】
・ソウタシエブレード2色
・パール2粒
・ビーズ(パールと同じサイズのもの)
・ブローチピン
・針
・糸(ソウタシエブレードの外側に来る色と同じ色の糸を用意)
・ハサミ
・グルーガン
【作り方】
1.ソウタシエブレードをパールなどのパーツの大きさに合わせて適度な長さに2色ともカットします。
2.ソウタシエブレードを2本重ねて中心にまず内側から糸を通して一度ソウタシエブレードを縫い戻した内側にビーズを通します。
3.ビーズの周りにソウタシエブレードを巻いたらビーズを通した針でブレードを縫いビーズの下までブレードを縫いながら糸を持ってきたらビーズを巻いた左右のブレードを縫い閉じます。
4.何度かしっかりと縫って留めたら次に左側にパールを縫い付けます。縫い終わったらブレードをビーズの後ろに持ってきて2本が外れないように縫い留めたらビーズの周りに巻いたブレードに縫い付けてブレードをカットします。
5.右側にも同じようにパールを縫い付けて裏で縫い留めます。ブレードをカットしたら、4で縫い付けた左側の端と一緒に縫い合わせて固定します。
6.裏にグルーガンでブローチピンを取り付ければ完成です。
まとめ
いかがでしたか。工夫次第で平紐を使ってさまざまなものが作れます。今回はアクセサリーの作り方を紹介しましたが、額に貼って飾ったり、立体的に作ってオブジェにしても素敵ですよ。ぜひ平紐を使って手作りしてみてください。