かぎ針編みは、毛糸とかぎ針があれば始めることができる手軽な編み物で、編み物の中でもとても人気が高いです。
簡単なものなら初心者でも編むことができ、慣れてきたら様々な模様を編んだり、セーターやバッグなどの大きいものまで編めるようになります。
編み物を始めたばかりの初心者向けに、基本の道具や編み方をご紹介します。
かぎ針編みに必要な道具
かぎ針編みに必要な道具や、あると便利な道具をご紹介します。
毛糸
毛糸には様々な種類があり、毛糸の種類や太さによって完成する作品の雰囲気が変わります。
極細、中細、合太、並太、極太、超極太の6種類の太さが基本で、ウールやコットン、ヤーン、ジュート、モヘア、アクリルなど様々な種類があります。
毛糸についているラベルを見ることで、太さや種類、適切な棒針やかぎ針の太さが分かります。
かぎ針
2/0~10/0号の大きさがあり、数字が大きいほど使用する毛糸も太くなります。
普通のかぎ針編み用のかぎ針の他に、レース編み用の細いものや、超極太の毛糸を使うとき用のジャンボかぎ針もあります。
とじ針
縫い針と似た見た目ですが、縫い針よりも大きく、針先も丸くなっています。
作品の編み終わりの毛糸の処理に使用します。
段目リング
必ず必要な道具ではありませんが、大きな作品やコースターなどの円状の作品を編む際に編み始めの目印として使います。
段目リングが無い場合は、クリップや大きい安全ピンなどで代用することもできます。
アイロン
必ず必要ではありませんが、作品の出来上がりをきれいにするためにあると便利です。
アイロンのスチーム機能を使って、作品の編み目を整えたり、丸まったものを平らにしたりします。
かぎ針編みの際の毛糸のかけ方
糸端を10㎝程度残して、手の甲側から薬指と小指の間に糸を挟みます。
糸端側を人差し指にかけ、親指と中指で糸を挟み持ちます。
かぎ針の持ち方
針先のかぎが常に下を剥くようにします。
親指と人差し指で鍵針を軽く挟むようにして持ち、中指を添えます。
基本のかぎ針編みで編む簡単コースターの作り方
初心者でも簡単にできる、くさり編みと細編みだけで編めるスクエアコースターの作り方を紹介します。
作り目の作り方
①写真のように輪を作ります。
②輪をかぎ針にかけ、毛糸の端を引っ張って引き締めます。
③毛糸をかぎ針に回しかけ、かぎの部分に引っ掛けます。
④毛糸をひっかけた状態で、糸を引き抜きます。
⑤これを必要な目数分繰り返します。
ここでは15~20段程度にします。
1段目の編み方
①立ち上がりのくさり編みを1目編みます。
②作り目の最後の目の裏山(鎖の裏にある目)に針を入れます。
立ち上がりの目に入れないように注意しましょう。
③裏山に針を入れた状態で針に糸をかけ、
1つの輪だけを通って引き抜きます。
④もう一度針に糸をかけ、次は2つの輪を通って引き抜きます。
⑤細編みが1つできました。
これを1段分繰り返します。
2段目以降の編み方
①2段目の立ち上がりのくさり編みを1目編みます。
②編地を回転させ、編みはじめが右側になるようにします。
端の目の頭の目の毛糸2本に針を入れ、針に糸をかけ、引き抜きます。
③次の目からも同じように繰り返し、必要な段数になるまで編んでいきます。
④くさり編みを20目編みます。
⑤最後の細編みの頭のくさり2本に針を入れ、糸をかけて引き抜き、輪にします。
引き抜いたらかぎ針にかかっている毛糸の輪を大きくし、10~15㎝残して糸を切り、大きくしておいた輪に糸端を通し、引き締めます。
⑦はみ出た糸の始末をして、完成です。