マスキングテープとは、本来は建物や家具の塗装をするときにペンキがはみ出さないようにするためのテープです。
本来の用途でもとても便利に使うことができますが、手帳に貼ったりプレゼントの包装に使ったりと、クラフトにも使うことができます。
マスキングテープの特徴
手でちぎることができる
マスキングテープは和紙でできていて、ハサミやカッターを使わなくても手で簡単にちぎることができます。
作る作品によっては、あえてちぎったほうが暖かい雰囲気の作品に仕上がります。
きれいにはがせる
マスキングテープは壁や家具の塗装の際にきれいにはがせるように、粘着力を抑えてあります。
そのため、仮止めしたりバランスを見て貼りなおしても、跡が残らずきれいにデコレーションすることができます。
貼るものによっては剥がれにくいこともあるので注意しましょう。
透ける
素材が和紙なので、薄い色のマスキングテープは下地が透けて見えます。
下地の紙の柄と合わせたり、何枚かのマスキングテープを重ねて貼ったりして楽しむことができます。
文字が書ける
マスキングテープには文字を書くこともできるので、ラベルやインデックスの代わりとしても使うことができます。
テープによって使えるペンが限られるものもありますが、油性ペンやボールペンの場合はほとんどのマスキングテープに書くことができます。
最近ではマスキングテープに印字することができる機械も販売されています。
様々な色や柄、大きさのものがある
近年クラフト素材として注目を集めているマスキングテープには、様々な色や柄、幅のものがあります。
和柄やアンティーク調のもの、花びらなど形を作ってあるものなど、幅広い中から作品に適したものを選ぶことができます。
マスキングテープを使ったノートのデコレーション
材料
・マスキングテープ
・しおり用の革紐
作り方
①ノートの背表紙を覆うようにマスキングテープを貼ります。このとき、裏表紙側に革紐を挟みます。
②表紙側にマスキングテープを背表紙に貼ったものに接するように貼っていきます。ノートの1/3程度を覆うように隙間なく貼り、模様のようにします。このとき、色や柄を変えてストライプのようにしても良いです。
③ラベルを貼ってタイトルを書けるようにしたり、スタンプやシール、別のマスキングテープなどを使って、自由にデコレーションして完成です。
マスキングテープで作るフリルフレーム
材料と道具
・写真
・厚紙
・リボン
・レース
・ハサミ
・接着剤
作り方
①写真を厚紙に貼り合わせ、円形にカットします。楕円形、正円など、写真に合う形にしましょう。
②マスキングテープ2種類を皮なて幅広にし、縁を2~3mm程度折ります。テープの長さの合計が①で作った円の倍程度になるように用意します。
③円の縁にそってテープを貼っていきます。ギャザーを寄せてフリル状になるように1cmずつ前後交互に折り返します。
④一周したらテープを貼ったところの内側に細めのレースを貼り、マスキングテープの縁を隠します。
⑤上に吊るすためのリボン、下に飾りのちょうちょ結びにしたリボンをはりつけて完成です。